世界で最もセクシーな男 ブラッドリー・クーパー

２０１１年、米雑誌が選ぶ「世界で最もセクシーな男」に輝いたブラッドリー・クーパー。生まれ持ったルックスのよさに加えて、「世界にひとつのプレイブック」（２月２２日公開）で演技力も高く評価された、注目の演技派イケメン俳優です。

アカデミー賞主演男優賞にノミネート！

トロント国際映画祭で「世界にひとつのプレイブック」の記者会見に出席。右は共演したジェニファー・ローレンス

ブラッドリー・クーパーの最新作「世界にひとつのプレイブック」は、愛する人を失(な)くして心が壊れた男女が、ダンスコンテストへチャレンジすることで立ち直ろうとする姿を描いた感動作。彼は、妻の浮気が原因で心のバランスを崩し、いろいろな問題を抱えながらも社会復帰を目指す男性、パットを熱演しています。
　この繊細な男性の役柄をブラッドリーは熱望したそうで、モテ男なイメージは皆無。映画の製作総指揮に名前を連ねていることからも、並々ならぬ意気込みを感じます。
　しかも１月２４日には、ブラッドリー本人が来日して、舞台挨拶を行う予定です。この映画で、ゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞の主演男優賞に ノミネートされたブラッドリー。残念ながらゴールデン・グローブ賞は受賞できませんでしたが、２月２５日のアカデミー賞に期待がかかっています。

デビューはドラマ版「SATC」

２０１０年のＭＴＶムービーアワードでは、映画「特攻野郎Ａチーム ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ」で共演したジェシカ・ビールとともに、ベストキス賞のプレゼンターをつとめました

子どもの頃からキャリアをスタートさせるセレブが多いなか、ブラッドリーは大学を卒業した後、演技を学んでから仕事を始めたため、デビューは２４歳と少々遅め。デビュー作は人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」です。
　ブラッドリーの出番はシーズン２のエピソード４。サラ・ジェシカ・パーカー演じるキャリーが表紙になった雑誌を見つけ、コレって君？と彼女にたず ねる青年を演じています。当時、気づいた人は少ないと思いますが、その映像を見返してみると、確かにブラッドリーで当時から、とてもかっこよかったことが わかります。
　その後、大人気だったスパイアクションドラマ「エイリアス」などに出演し、人気が上昇。そして２００９年に大ヒットコメディー映画「ハングオーバー！　消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」で世界的な大ブレークを果たしました。
　そのせいもあって、アクションやコメディー映画での色男・チャラ男イメージが強かったブラッドリー。以前から、意外性のある役を演じたいと思っていたそうで、２０１３年は演技力のあるイケメンへとイメージチェンジに成功しそうです。

共演女優と立て続けに交際

左は２００６年に結婚した女優のジェニファー・エスポジート。このときはまだ婚約中で、映画のプレミアイベントにカップルで仲よく姿をみせました

では実際の恋愛模様はどうなっているのかというと、ブラッドリーは２００６年１２月に約１年の交際を経て、女優のジェニファー・エスポジートと結婚しましたが、たった４カ月で離婚したバツイチ。その後は、ずっと独身です。
　しかし、こんなイケメンを女優たちが放っておくはずはなく、ウワサになった相手は数知れず。キャメロン・ディアス、ジェニファー・アニストン、ジェニファー・ロペスなど、大物女性セレブとのウワサがたびたび浮上しています。
　なかでも「Ｃａｓｅ３９」というスリラー映画で共演したレネー・ゼルウィガーとは２００９年から、およそ２年間交際したものの、破局してしまいま した。２０１２年は、「Ｔｈｅ　ｗｏｒｄｓ」で共演したゾーイ・サルダナと交際していたものの、１年たたずに別れています。その後、ジェニファー・ローレ ンスとも交際がウワサされたのですが、こちらは双方ともに否定しています。
　そんな共演女優キラーなところも、チャラ男なイメージの重要な要素のひとつでしたが、最新作ではそれもナシということで、着々と演技派へステップアップしている様子。今後は、ますます幅広いジャンルの作品で活躍してくれそうです。（写真はロイター）